大好きな大好きな大好きな民法の話
あ、このエントリーはただの弱音です。
絶賛改正議論が行われているらしい民法、士業系の資格に合格するには避けて通れない科目です。
で、勉強を重ねてもなかなか得点が伸びないので難しいと思うポイントを挙げてみようと思いました。苦手部分を知ることができれば克服することができる(かもしれません)。
内容は個人の感想です。
- 量が多い
条文が1000を超えています。圧倒的な分量。戦いは数だよ!兄貴!
更に試験問題では判例からの出題もあり得ます。
受験する分野に合わせて重要となる条文を上手く見つけ出さないとどれだけやっても終わりません。
読んでも読んでもテキストが進まないのはつらいところです。
- 内容が入れ子になっている
概ねどこから読み始めても遥か別の章の論点に対する理解が必要になります。
現実に存在する問題でも単純な事案が問題になることは少なく、事情が複雑に絡み合ったことが問題となるので当然のことかもしれません。
テキストなどを読み進めるにあたっても本題の中に補足が多く論点を見失うことがあります。
量の問題から重要でないと判断した部分であっても油断していると絡んできて泣けます。
- 用語が難解
日常使う言葉と法律用語で意味が微妙に異なる場合があります。
解説が書いてあってもその解説がほしくなることもあります。
量が膨大であることもあり、用語も多く使われているのでこれも困った問題です。
- 事例までぐちゃぐちゃ
内容が入れ子
と似ていることになってしまいますが、出題される内容も複数の事案を混ぜた選択肢となっていることがあります。
絡んだ事情に絡んだ論点という出題を制限された時間内に解く必要があるのに絡んだ糸を解きほぐすのにとても時間がかかります。
メリットもあるだろ?
難儀な問題をクリアすればメリットもあるはずです。
多くの試験テキストでは繰り返し流し読みをすることで各問題をクリアできるという話です。スポーツでいう、素振りを繰り返すって感じでしょうか。
民法を解読できた先にあるものを明確にして、鼻先のニンジン(13z)にしてみましょう。
- 民法は各法律問題の基礎である
数ある法律の中には民法の基本を拡張したものが多くあります。あらかじめ民法を理解しておくことによって、一緒に学ばなければならない法律の理解度を高くすることができ(るであろうと思い)ます。
- 日常生活にも使える
もともと民法は私人間に発生する衝突をバランスよく解決するために定められた法律です(たぶん)。
ということは日常に発生する問題を解決するおおきな手助けになってくれるはずです。
- 得点源になると強い
民法は単に難問であるだけでなく、問題数が多く設定されている試験もあります。
難しいということは他の受験者も得点しにくいはずです。他の受験者が得点しにくい分野で得点できれば、受験者の得点で合格ラインが変動するタイプの試験で合格により近づくことができます。
さらに、他の試験でも利用できる知識であるため、複数の試験を受けようとする場合には力を入れて勉強しておいて損になることはありません。
ということで、愚痴エントリーを書くくらいならテキストの1ページでも読んだ方がいいんでしょうね…